いざ世界へ!大航海時代!

大航海時代がきっかけで日本は世界との関わりが強くなっていきます。
なぜ、冒険家達は危険を冒して新たな航路を求めたのか。
そして新たな航路、大陸が発見されたことで、世界情勢はどのように変化したのかをおさえましょう。
大航海時代が始まった理由











大航海時代の始まりは大きく2つの理由を挙げられます。
ひとつは、ヨーロッパ社会に根付いたキリスト教を世界中に広めるため。
もうひとつは、イスラム教の国を介さずにアジアとの交流を図ることでした。
ヨーロッパがアジアの物産を手にするには、どうしてもイスラム教の国を中継する必要があります。
するとイスラム商人たちは高い税金をかけてしまうのです。
そうすることでイスラムの商人たちは大きな利益をあげていたのです。
なんとかしてイスラムを介さずにアジアと交流を図る方法を考えた結果。
それが新たな航路開拓でした。
ヨーロッパは肉食であったため、特にアジアの香辛料は貴重であったのです。

ポルトガルとスペイン

ポルトガルは、1488年にアフリカ南端に到達することに成功しました。
そしてバスコ・ダ・ガマはアフリカ南端の喜望峰(きぼうほう)を経由し、インドに到着します。
ヨーロッパとインドが航路でつながった初めての出来事でした。
すると、ポルトガルと競い合っていたスペインは、コロンブスを支援し、大西洋を横断しインドへ到達する新しいルートを発見しようとしました。

実はこの当時、アメリカ大陸は未発見でした。
そのため、スペインから西へ向かえばアジアに到達すると考えられていたのです。





アメリカの植民地化


その後、スペインは銀の鉱山を開発、農園を開きさとうきび栽培を行いました。
アメリカはヨーロッパの植民地となっていきました。
当初、労働力はアメリカの先住民でしたが、彼らは伝染病や厳しい労働のため激減していきました。
すると、アフリカの人々が奴隷としてアメリカに連れてこられました。
オランダとオランダ東インド会社

ところが、スペインからオランダが独立すると状況が変わります。
独立を果たしたオランダは積極的にアジア進出を試みます。
オランダは東インド会社を設立するとポルトガルに代わりアジアの貿易の握っていきます。
なぜ大航海時代が始まったのかを説明できるようにしましょう。
ポルトガルとスペインの航路を地図を見て確認しておきましょう。